ますのすし(富山駅)を食べてみた記録

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ますのすし(富山駅)・・・何度食べてもリピートしたくなる最高の駅弁

富山を代表する駅弁、ますのすし。もうすでに私も何度も食べていますが、2016年後半のイトーヨーカドーの駅弁フェアでハロウィン弁当を買いまして、それ以外にもう1つ買おうと思った時に、つい手が伸びてしまったのが、ますのすしなのです。

ますのすしの外観


当サイトではまだますのすしのレビューをしていなかったので、ちょうど良い機会でした。外箱の裏側は、こんな事が書いてあります。私がいちばん気に入ったのは、ちょっとした能書きよりも原材料名の欄です。

ほとんど何も、添加物が入っていないんですね。 ご飯、ます、酢、塩に、水分保持の役目のトレハロースが入っているだけ。駅弁に添加物を大量に入れて、日持ちさせようと「努力」する業者も目に付く昨今、この姿勢は素晴らしいと思いました。

ますのすしの外箱の裏側の記述


外箱を取ると、竹の青臭い香りが食卓を包みます。昔からこういった手間のかかるやり方をしていて、今もそれを省略せずに踏襲している姿にも、拍手を送りたいです。

ますのすしの木の容器


輪ゴムを外して、竹の棒を取り去ったところ。木のぬくもりのようなものを感じます。まさに、越中富山名産という雰囲気が漂います。

ますのすしの木の駅弁容器を開封したところ


なおこの青竹の棒ですけど、これを使って竹トンボを作ることが出来ますね。ナイフで少しずつ削っていって竹トンボを作って子供に見せてあげたら、喜ぶだろうなあ。


 


ますのすしの相変わらずの素晴らしい味わいに感動!


さて、蓋を開けます。青竹の臭いが、笹の葉の臭いに変わるのを感じます。青笹でお寿司を包んでおり、殺菌効果を高めています。青笹をこうして使うから、余計な添加物が不要なのでしょう。

ますのすしに使われている青笹


青笹を全て開けたところです。ピンク色が素晴らしいと思うと同時に、食酢の香りが鼻を突きます。と同時に、口内から一気に唾液が出てきます。我が肉体が、「早く食べろ」と言わんばかりです。

ますのすしの中身


どこから手を付けたらよいのか、綺麗な鱒の表面です。

ますのすしの鱒のサーモンピンク


こうして、添付されているプラスチック製のナイフで、食べる分を切り分けて頂きます。このスタイルも昔ながらで、楽しいひと時です。

ますのすしにナイフを入れて切る


で、パクッと食べると、もう最高の味わいです。美味い、実に美味いです。富山のますのすしは、酢飯が僅かに塩っ気が濃いのが特徴で、醤油を使わずに、このまま食べる事になります。醤油を付けないのでアミノ酸の旨みは加わらない代わりに、鱒の味を純粋に楽しめる食べ方ですね。

ますのすしを食べる瞬間


それと今回ふと感じたのは、ご飯の厚みが全国の他のますの寿司駅弁よりも薄い事。なるほどこの配分だと、鱒の味がストレートに感じられます。そして鱒の厚みも、記憶しているよりも分厚い感じがします。素晴らしい事です。

富山のますのすし


鱒とご飯の、シンプルだけれども極限まで美味しさを引き出した料理。ほんのりと笹の香りまでもが味わいとなっている名作駅弁を、これからも死ぬまで食べ続けたいと思いました。

なお、ますのすしに雰囲気がよく似たぶりのすしという選択肢もあります。個人的にはぶりのすしのほうが好みであり、皆さんにもぶりのすしも食べて頂きたいなと思っております。

(2016年10月31日、イトーヨーカドー小手指店で購入。1400円。)



この駅弁を購入した駅弁屋さんのホームページ

http://www.minamoto.co.jp/catalog 富山の駅弁屋さん、源さんのホームページです。ここは美味しい駅弁を多数出しておられて、見ていると全部食べたくなりますね・・・。

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