山うなぎ弁当を食べた時の記録

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山うなぎ弁当(水沼駅温泉センター)・・・予想外に大変素晴らしい駅弁

※2023年7月末に水沼駅温泉センターの運営会社が倒産したことを受けて同館は閉鎖、山うなぎ弁当も終売となって消失したと思われます。


わたらせ渓谷鉄道の水沼駅に水沼駅温泉センターが併設されています。ここでは温泉の入浴と、休憩をすることができます。わたらせ渓谷鉄道で旅をする人にとって、最高の施設です。

そして嬉しいことに、休憩場所の食事処にて、なんと駅弁が売られているのです。施設ではそれを温泉弁当、略して泉弁と呼んでいますが、神戸(ごうど)駅に併設されたレストラン清流の2つの駅弁、やまと豚弁当トロッコ弁当と同様の売り方ですから、私は駅弁と言う認識です。

下記が、水沼駅温泉センターです。完全に駅舎の一部と化しているというか、溶け込んだ風景ですよね。なかなか良い景色です。この駅にわたらせ渓谷鉄道の気動車やトロッコ列車がやって来ると、何とも言えない感じです。

わたらせ渓谷鉄道の水沼駅に併設された温泉センター


温泉センターに入って右奥の食堂に、メニューが張り出されています。食堂で食事をするほかに、お弁当を注文する事もできます。「テイクアウト弁当」などと素っ気の無い表現ではありますが、素っ気ない写真とは裏腹に、今回購入した山うなぎ弁当は、極めて質の高い駅弁でした

水沼駅温泉センターの駅弁


山うなぎ弁当は、上の写真の左から2番目に載っています。唐揚げ弁当とか、本当に素っ気ない弁当と一緒に掲載されているので、美味しそうに見えないという・笑。

水沼駅温泉センターの駅弁、山うなぎ弁当の外観と掛け紙


山うなぎ弁当の外観は、同時に購入したギンヒカリ押し寿司と同じ掛け紙を使っています。容器の大きさが、ギンヒカリ押し寿司の細長い形と異なって、正方形ですね。こうやって見ると、なかなかに風情のある駅弁ですよね。





山芋が見事に主役を張った駅弁、これは名物駅弁と言っても良い


さて、水沼駅温泉センターで仕入れた山うなぎ弁当です。今回は車で訪問してきたので、温泉に入って気分が良くなってからレジで駅弁を受け取って、自宅で開封しました。




そういえば「山うなぎ」って何? 実は、わたらせ渓谷鉄道の沿線の山の中で収穫する山芋の事を、昔から山うなぎと言っているんですね。ネバネバとろとろの山芋から、うなぎほどのエネルギーを摂取することができるという事で、山うなぎと表現しています。

鶏の照り焼き風のメインディッシュと一緒に、厚手にスライスした焼肉風の山芋がデーンと乗っかっています。これがまた、新鮮な美味さです。こういう山芋の食べ方は、初めてです。鶏肉だって実に美味い。

山うなぎ弁当の中身


鶏肉と山芋のドアップ写真は、こんな感じですね。焼きを入れた独特の風味と、口の中で粘っこい感覚が何とも新しさを感じる駅弁ですね。そういえば山芋が主役の駅弁て、全国でも極めて珍しいと思います。

山うなぎ弁当のメインディッシュ


メインディッシュの他には、山芋の磯部揚げが入っていたり、サラダもなんと、山芋サラダです。山芋サラダなんて、絶対にここでしか味わえないですからね。山うなぎ弁当を食べると、こういうこじんまりと営業する駅弁こそが、駅弁本来の味わいなのだなあと感じます

同時に買ったギンヒカリ押し寿司と共に、添加物などほとんど入っていないと思われます。そういう自然な味の駅弁はめっきり数が減りましたから、ぜひ水沼駅訪問の折には、買ってみて下さい。

なお、温泉センターでは、3日前までに予約をしないと入手できない、白瀧弁当なる駅弁も存在します。次回はこれを、何とか入手したいと思います。(ホームページでは7日前までと記載がありますが、現地では3日前までと言われました)

それと、素っ気ないと書きました唐揚げ弁当なども、もしかしたら凄い美味なのかもしれません。これらの「駅弁」を、次回は購入したいと思います。

こちらもチェックわたらせ渓谷鉄道で売られている駅弁一覧


(2016年7月30日、わたらせ渓谷鉄道の水沼駅で購入。1000円)



この駅弁屋さんの公式ホームページ

http://www.mizunuma-sb.com/

水沼駅温泉センターのホームページです。入浴案内だけでなく、休憩所の事やそこで売られているお弁当の事も記載されています。


 
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