東京に2種類ある、そっくりな深川めしを食べた記録

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深川めし(JR東海 VS 日本レストランエンタープライズ)どちらが美味いかレビュー

地方に行くと美味しい駅弁が有るのに、東京には美味いのが無い。そんな状況で登場した「東京で初めての美味しい駅弁」と言っても過言ではなかったのが、深川めしですね。時刻表2万キロ で有名な、宮脇俊三さんも、深川めしの大ファンでした。管理人も、何度食べたか分かりません。

(「東京と言えばチキン弁当だろ!」、という声が聞こえてきそうですね。私もそれに同意です。ただ、チキン弁当はB級グルメ的であり、正統派の美味い駅弁と言ったら深川めしかなと。)

このページでは、そんな深川めしをいくつかのパートに分けて、ご紹介します。以下の順に紹介していますので、ご興味のあるところをクリックしていただいてお読みください。

深川めし(リニューアル後・現在売っているバージョン)
復刻版・深川めし
JR東海パッセンジャーズの深川めし


 


深川めし(リニューアル後・現在売っているバージョン)


まず初めに、現在売られている深川めしです。2013年に内容をリニューアルしています。相変わらず美味しいと思いますが、リニューアル前に2尾入っていたハゼの甘露煮が無くなってしまったのは、とても残念でしたね。(でも、ハゼなんて大量に安定的に仕入れるのは難しいのだろうなあと思うと、やむを得ません)

パッケージデザインは以前のものを踏襲していますが、色使いを含めて、より洗練された感じです。ただしラベルは、もうちょっと下に貼り付けて欲しいものですね。

日本レストランエンタープライズの深川めし


これを開封するとどんな感じなのか、動画でもご覧いただけます。動画では深川めしの登場は「2000年頃だったかなあ」としゃべっていますが、実際は1988年から売られています。




写真で見てみると、こんな感じです。茶飯の上に比較的大ぶりの煮穴子を乗せているのと、あさりとゴボウの生姜煮が乗っているのが特徴です。穴子の下には海苔が敷いてあり、あさりの上には緑鮮やかなわけぎが乗っています。

深川めし


煮穴子には焼き色が付いていますね。表面に透明なゼリー状のものがコーティングしてあるのでしょうか、あるいは煮凝りなのかな。色合い的には、乾燥を防ぐための何かだと思うのですが。もしかしたら寒い冬に買ったので、家に持ち帰る間に成分が固まったのかな。

この煮穴子、柔らかくてしっとりとした食感です。味付けが薄いので、サッパリとした食べ口ですね。あさり煮は濃い目に出来ているから、味のバランスが非常に取れています。

深川めしの穴子


あさりのゴボウの生姜煮。これは良く出来ています。非常に美味しいですね。茶飯との相性も抜群で、江戸の粋というか、いかにも深川めしらしい見た目であるのも評価が高いです。

深川めしのあさり


ほらこの通り、あさりだけでなく、ごぼうや刻んだ生姜が入っているのが分かります。それらから出た味が複雑に絡み合って、全く飽きの来ない味覚に仕上がっていますね。

深川めしの、あさりとゴボウの生姜煮


副菜として、玉子焼きに煮物、小茄子漬けやべったら漬けが入っています。深川めし登場当時は、小茄子漬けに「お、駅弁なのになかなかやるな」と思ったものです。べったら漬けと共に、茶飯に非常に合います。素晴らしい組み合わせです。

深川めしの漬物や副菜


(2015年2月10日、及び2018年1月2日に購入しています。900円。)



復刻版・深川めし


上記、現在売られている深川めしに対して、2013年のリニューアル前まで販売されていたのが、これです。この深川めしは「復刻版」として、2017年11月26日に購入しています。JR東日本の駅弁キャンペーンである駅弁味の陣に出品するために復刻されたものです。

復刻版・深川めし


懐かしいなと思いながら蓋を開けると、以前に入っていたハゼの甘露煮も懐かしく、とても嬉しくなりました。今の深川めしよりも復刻版のほうが、より素朴な見た目です。確かにこれでは、今の世の中には少々合わなくなりつつあったのだなと理解できます。

復刻版・深川めし


懐かしのハゼの甘露煮を食べると、東京の下町に来たかのような錯覚さえ感じました。濃い目の甘露煮と、あさりの炊き込みご飯がよく合います。穴子は現在版と同じですが、あっさりめの穴子煮と濃い目のハゼの甘露煮のバランスが取れていて、なかなかです。

復刻版・深川めしのハゼの甘露煮や穴子煮


あさりの炊き込みご飯です。これはこれで大変美味しいですが、現代版と比べてみると、なるほど今のあさりとゴボウの生姜煮が茶飯の上にドーンと乗っかっているほうが、より美味しいと感じました。リニューアル後の方が美味しいというのは実に良い事ですね。

復刻版・深川めしのあさりの炊き込みご飯


副菜としては、小茄子漬けが二つ入っていたのかとの感慨を抱きながら頂きました。副菜も、復刻版のほうがより素朴に見えます。昔は玉子焼きが入っていなかったのか。

復刻版の販売は期間限定なので、もう二度と味わう事は出来ないかもしれないなと思いながら、思い出を噛みしめるが如く食べさせていただきました。日本レストランさん、粋な計らい、どうもありがとうございます。

復刻版・深川めし漬物や煮物


(2017年11月26日に960円で購入。)



JR東海パッセンジャーズの深川めし


上記まで、日本レストランの深川めしがリニューアルされただの復刻版が限定販売されただの記してきましたが、実は深川めしには「JR東海パッセンジャーズ版」も有って東海道新幹線の改札内で売られており、こちらはまさにリニューアル前の深川めしの味わいを今に色濃く残しています。

というか、日本レストランの復刻版よりも、JR東海パッセンジャーズの深川めしのほうが、リニューアル前の深川めしに近いと思います。ハゼの甘露煮なども、今でもきちんと入っています。

JR東海パッセンジャーズ製の深川めし


中身については、下記の動画ををご覧ください。私が感心したのは、JR東海版の穴子が、昔の日本レストラン版の深川めしの穴子に非常に近いと思われる点です。

JR東海パッセンジャーズの前身となるJダイナー東海が日本食堂(日本レストランの前身)から分かれて設立されたのは、1988年6月です。これによって、例えばチキン弁当などもJR東海パッセンジャーズ版と日本レストラン版に枝分かれしましたが、深川めしについても同様の系譜をたどったのではないかと思います。




昔からのあじわいを今に残してくれた、JR東海パッセンジャーズ。意外と、JR東海は古いものをバッサリ切り捨てるような事をしない会社です。これからも末永く、JR東海とJR東日本の両方の深川めしが生き残ってくれると嬉しいです。両方の味を楽しめるのは素晴らしい事です。


(2015年7月12日、東海道新幹線品川駅で購入。950円)


参考東京の鉄道の見えるホテルのまとめページも、あわせてご覧ください。




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