昔の思い出と共に、土讃線の各駅停車の旅

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とさでん交通と琴電の撮り鉄の旅(その8)・・・土讃線・各駅停車の旅

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

今回は新生「とさでん交通」と、幾度となく撮影している高松琴平電鉄(琴電)レトロ電車の旅です。複数ページに分けてご紹介していますので、ご興味のあるところをご覧下さい。



名古屋から高知へ思い出と共に移動
小篭通~長崎間でとさでん交通を撮影
文殊通でとさでん交通を撮影&元名鉄モ591に乗車
桟橋車庫前付近でとさでん交通を撮影
高知の駅弁をいただく
旭駅前通でとさでん交通を撮影
中山信号所で通票交換風景を撮影
⇒土讃線・各駅停車の旅(←今ここ
琴電・羽床駅付近にてレトロ電車を撮影
琴電・滝宮駅にてレトロ電車を撮影
一宮駅で琴電レトロ電車を撮影して名古屋に帰宅





土讃線の各駅停車の旅・・・昔の思い出と共に


西鉄イン高知はりまや橋で路面電車のトレインビューを堪能した翌日、2018年1月7日(日)は琴電のレトロ電車撮影及び乗車のため、早朝の高知を出発して琴平に向かいます。

6:15頃に、宿泊した西鉄インはりまや橋をチェックアウト、既に路面電車は運行されていますが、高知駅までは遠くないので歩きました。約800m、徒歩10分ほどでした。

駅高架下のコンビニはもう営業していますが、休日の早朝とあって、6:38発の土佐山田行はガラガラでした。なお土佐山田では、7:27発の阿波池田行に乗り換えですが、次の列車(高知発7:03)でも間に合います。

JR四国の1000系の車内の座席
高知6:38発土佐山田行1038号車内です。四国以外ではなかなかお目にかかれない、特徴的な座席配置です。外はまだ闇の中です。

土佐山田駅と1000系気動車
土佐山田駅で乗り換えとなります。ようやく夜が明けてきました。写真中央は本サイト「鉄宿!」でも紹介されているトレインビューホテルであるビジネスホテルダイワです。(2018.1.7 7:09)


ところで、土讃線の各駅停車の過去の車両運用をご覧ください。キハ58系は2008年まで運用されていました。しかし、車窓を楽しむのに便利な時間帯の列車はロングシートでお手洗なしのキハ54が多く、18きっぷ旅行者には厳しい車両でした。


【1998年7月11日改正時の車両運用】※区間運転列車除く

・高知5:22→阿波池田7:51 キハ58×2両
・高知6:52→阿波池田9:23 キハ54×1両
・高知10:35→阿波池田12:56 キハ54×1両
・高知13:23→阿波池田15:57 キハ54×2両
・高知15:58→阿波池田18:55 キハ54×1両+キハ58×2両
・高知17:13→阿波池田19:37 キハ58×3両
・高知17:58→阿波池田20:38 キハ54×1両+キハ58×2両
・高知20:59→阿波池田23:15 キハ54×1両

(「普通列車編成両数表第2号」㈲ジェー・アール・アール刊による)


土佐山田駅に留置中のキハ58系
土佐山田駅に留置中のキハ58系。急行列車廃止後も、土讃線や予讃線で活躍していました。(2002.7.20)


1000形は、土佐山田~阿波池田間では、ホームかさ上げ工事が完了した2011年から運用されています。 そして2016年には、キハ54は松山運転所へ転出し、キハ32も土佐山田以西の運用となり、土佐山田~阿波池田間の普通列車は全て1000形で運行されているようです。

ロングシート車が増加する傾向(中央東線とか紀勢本線など)の昨今にあって、風光明媚なこの区間を、クロスシートの普通列車で日中に旅できるようなるとは嬉しいことです。


【2013年3月16日改正時の車両運用】※区間運転列車除く

・高知5:28→阿波池田7:58 1000×2両
・土佐山田7:26→阿波池田9:34 キハ32×1両
・高知10:41→阿波池田13:05 1000×1両
・高知13:42→阿波池田16:29 キハ54×1(土佐山田まで+キハ32×1)
・高知15:32→阿波池田18:08 1000×1両
・高知17:16→阿波池田20:13 キハ32×2両
・土佐山田19:29→阿波池田21:26 キハ32×1両
・高知20:31→阿波池田22:55 1000×1両  

(「普通列車編成両数表第23号」㈱交通新聞社刊による)  


本日は乗り換え時間に余裕があったため、進行方向左側クロスシートに座ることができました。阿波池田までは一部を除いて、左側の景色が良さそうです。到着した列車からの乗り換え客を受け、10名程度の乗客を乗せて、1000形単行の阿波池田行は7:27に土佐山田を発車します。

乗客の多くは18きっぷ旅行者の様子、申し遅れましたが、私も本日は琴電に乗車&撮影後、高松経由で名古屋まで「青春18きっぷ」利用の長い旅です。しかし3連休ながら、その筋の旅行者数は少ない印象で、意外でした。

スイッチバックの新改駅に停車中の土讃線の各駅停車
7:36発の215D列車高知行が、スイッチバックの新改駅に停車しています。交換設備はないので、私の乗っている列車は通過します。(2018.1.7 7:35)

大歩危~小歩危間の土讃線の車窓
大歩危~小歩危間で吉野川を渡ります。冬枯れの色彩に乏しい風景です。(2018.1.7 8:35)

阿波池田駅の1000系
大杉や大歩危などで地元の方を中心に数名の乗車があり、20名ほどが終点の阿波池田で下車しました。この1024号はトイレ付改造車でした。(2018.1.7)


久々に土佐山田~阿波池田間の普通列車に乗車しましたが、クロスシートから車窓を堪能することができて、充実した1時間半の旅でした。そして、阿波池田には9:01の到着、琴平方面の次の普通列車は10:35発です。普通列車を待っていると、琴電での撮影活動に支障をきたすため、ここは止むを得ず「飛び道具」(特急列車)を使用することにします。

阿波池田から琴平まで自由席特急券520円、乗車券660円を別途車内で支払います。同じようなことを考えていらっしゃるのか、元々18きっぷ利用でないのか、阿波池田まで乗車してきた普通列車からも、旅行者の多くが特急に乗り換えました。

急行よしの川
その昔、徳島~阿波池田には急行「よしの川」が運転されていました。(1987.3.10)

特急「南風6号」は「アンパンマン列車」
阿波池田から乗車した特急「南風6号」は「アンパンマン列車」での運行。6:08に中村を出発して、岡山には10:33着という長距離列車です。(2018.1.7)


さて「南風6号」は、当然ながら自由席窓側は満席のため、車窓を楽しむためデッキに立ちます。乗車時間は30分弱で、苦にはなりません。

途中、秘境駅として名高い坪尻駅を通過したところ、ホームでカメラを構えている方がいらっしゃいました。私も以前降り立ったことがありますが、味わい深い木造駅舎、深い山に囲まれて駅前広場(?)は草に埋もれ、外部に通じる道は登山道という秘境駅中の秘境駅でした。是非とも再び訪問したいものです。

9:34、琴平到着。本日は「サンライズ瀬戸」の琴平延長運転日で、8:52に到着していますが、既に回送されているようで、琴平駅にその姿はありませんでした。

181系の特急南風
琴平駅で撮影した約30年前の特急「南風」です。列車名は変わっていませんが、車両は写真の181系から185系、そして現在は2000系へと変化しています。(1987.3.10)

国鉄時代の琴平駅に停車中の土讃本線50系客車列車
国鉄時代の琴平駅に停車中の土讃本線50系客車列車です。この写真を撮影した十数日後、3月27日に高松~琴平が電化され、3月31日に国鉄は最後の日を迎えました。 (1987.3.10)

リニューアル後の琴平駅
和風な趣になった現在の琴平駅です。外からは目立たないように工夫されていますが、駅舎内にはセブンイレブンがあります。(2018.1.7)

リニューアル前の琴平駅
改装前の琴平駅です。レトロな洋風で、これはこれで味わいがありました。(2013.2.10)  



【乗車記録】

・高知6:36→土佐山田7:04 1038 2両  
・土佐山田7:27→阿波池田9:01 1024 1両  
・阿波池田9:07→琴平9:35 2190 4両



琴電・羽床駅付近にてレトロ電車を撮影


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