711系赤電車が静態保存されたので、大地のテラスにわざわざランチを食べに行ってきた
想像をはるかに上回る美味しさに、夫婦二人で卒倒したというのが正直な感想
管理人は鉄道の中で、あるいは鉄道の見えるところで食事するのが異様に好きなのでありますが、このたび、JR北海道で引退して解体の運命にあった711系赤電車が、岩見沢のレストランで静態保存が実現したとのニュースを聞き、かなり感動しました。
いつか行ってみたいなあと思っていたところ、偶然に寝台特急カシオペア号のカシオペアスイート・メゾネットタイプの寝台券を入手できたことから、札幌到着後、急きょ大地のテラスに行くことにしました。
このページは、岩見沢の大地のテラスを訪問して、下記のように、まるですぐ目の前を711系電車が走行しているような錯覚さえ起こすレストランにて、美味しいシュラスコ料理を食べた記録です。
大地のテラス(岩見沢)の基本的情報
●公式ホームページ:http://michishitasanchi.com/
●メニュー:お昼は2種類のランチ、夜はシュラスコのみとなります。ランチタイムは11時~15時30分(最終入店14時)、ディナータイムは18時~21時(最終入店19時)です。
●電話番号:0126-33-2020
●住所:岩見沢市栗沢町上磯2203
●定休日:毎週火曜日(訪問の際は、都度確認してください)
●場所
なお、管理人は岩見沢駅からタクシーを利用しました。片道約2400円です。タクシーの運転手は、この大地のテラスの場所を知りませんでしたね・笑。基本、地元の人は皆、マイカーでやってきます(当然)。
料理の前に、711系電車の保存状態を写真や動画で解説
大地のテラスの食事の詳細のご紹介の前に、鉄道ファンのために、711系電車の保存状態の詳細情報です。食事メニューに進みたい人はコチラをクリックしてください。(本ページ内の食事の項に飛びます)
大地のテラスを訪問した時に、鉄道ファンならばレストラン店内に入る前に、まず真っ先に711系電車まで駆け寄っていくんじゃないかと思います。遊歩道も整備され、素晴らしい状況です。
北海道の住人だった妻も、「懐かし~~!」と言いながら、ペタッと車体に触ってます・笑。線路だろうが電車のスカートだろうが車輪だろうが、好きなところに触り放題です。信じられないですね。
実はここに来る前には、711系電車の中には入れないものだとばかり思っていましたので、現地を訪問してすっかり整備が終了して、自由になかを見てもOKと知った時は、大いに喜びました。という事で動画。
電車の内部に入るには、小さなプラットホームに上ります。というか、まるで本当に駅に停車しているような気分です。臨時乗降場、みたいな雰囲気ですね。
車内に入って、711系電車の洗面台だったりトイレだったり、(あ、トイレは立ち入り禁止だった)、運転台だったり客室の様子、車内に貼られたステッカーなどは、どうか動画をご覧いただいて確認頂きたいのですが、とにかく車内がピカピカな状態に整備されていて、ワタクシ、ボックス席に着席して、すっかりご満悦といった風です・笑。
しばらく車内でしっぽりとした気分を味わい、ずっとここにいても埒があきませんから外に出ましたけれども、・・・何度見ても駅に泊まっているとしか思えません!
うーむ、もしかしたら出発するんではないか?というような、何とも不思議な気分にとらわれながら、711系電車のところを後にしまして、隣接するレストランに入りました。
・・・「急行かむい」とか、超懐かしいな。。。
大地のテラスの食事、シュラスコ料理と野菜は、超絶に美味かった!
さて電車見学が終わったら、レストランで食事です。もちろん電車の見えるように座ります。本当はテラス席で食べたかったのですが、「虫が多い」との妻の指摘で、店内の座席に座りました・笑。
(平日のランチに行きましたが、13時近くにレストランに入った時に、まだそれなりの人が食べていて、必ずしも電車が抜群によく見える場所に座れるとは限りません)
下記は、ランチ後に店外に出た時に撮影した看板で、すでにディナータイムの案内に変わっていますね。私たちが入店する際には、当然ながらランチの案内が表示されていました。
さて、店内の様子です。入ると左手すぐに会計があって、最初に食べ放題ランチメニューを注文します。座席に着く前に目に入るのが、正面にあるサラダバーです。
あ、これ、動画に撮影すれば良かったね。サラダバーの奥に、野菜中心のバイキング形式の料理が並びます。もちろん赤電車が見えます。
で、まずはサラダやバイキング料理をお皿に取り分けました。そしていざ口に運んでみると、首都圏に暮らす住民だからこその感想なのか、野菜が美味すぎてのけ反りました。特に、下記では写してませんけど、ミニトマトは生涯食べた中でナンバーワンの美味しさでした。
ワタクシ実は、岩見沢を見くびっていたようです。「大地のテラス?ただ電車があるだけのレストランでしょ?出てくる料理は、単なる田舎料理なんじゃない?」・・・そんな見下した思いが粉々に打ち砕かれました。野菜だけで衝撃を受けている中、待ってましたシュラスコ料理!!
上記の矢印の部分、緑のプレートをひっくり返して赤いプレートにするまでは、延々にシュラスコ料理が勝手にやってきます。皿の上の肉が無くなると、お構いなしに来る来る!!
●豚肉っ!!
●鶏肉っ!!
●手作りソーセージっ!!
●ローストビーフっ!!
もうね、この4種類だけで断念しましたよ・涙。若いうちにここに来たかった!! 肉だけでなくて野菜も超絶に美味しいんだから、野菜もおかわりしちゃいますよね。そうするともう、肉が入らないんです。
それにしても豪快ですね~~。2500円支払うのですから、どうにかもっと食べようかとお腹と相談しましたけれども、どうにもなりませんでした。こうやって美味しい料理を、赤電を見ながら食べられる。なんて幸せなんでしょうか! 電車も、まるでちょうど通過しているところのようです。
意地汚い事に、こんなにも腹いっぱいになったにもかかわらず、アイスだけは別腹で入るんですね。驚きでした。私はアイスを当然のようにおかわりして、心底、満腹しました。という事で、大地のテラスの食事、シュラスコ料理は終了しました。・・・100点を与えたいと思いましたね。
そうそう、赤い電車の中に入った時に、こんな吊り広告があったんですけど、もしかしたら今も売っているのか?と疑問に思って尋ねてみたら、赤い電車がやってきた時に限定で発売されたものだとの事でした。
残念!
大地のテラスで売られている野菜やお土産品など
大地のテラスに向かって左手に、大地のテラスの経営母体であるアグリ大河が運営する、地元の農産物の直売所があります。ここは目立ちませんけども、なかなかでした。
野菜がすべて、首都圏の人間からするとあり得ない安さです。手前の枝豆、一房100円ですからね。直ちに購入して茹でて、ビールに枝豆って気分になります。
鉄道ファンのための参考情報として、この農産物直売所の中に入って奥の方に、非常に目立たない「鉄道コーナー」がありました。右が、本物の硬券切符が入ったガチャガチャです。左側には、赤電を中心としたグッズですね。
特にこの、「北海道の赤い電車」という写真&資料集は、なかなかの一冊でした。私は車両マニアではないので購入しませんけれども、興味ある人には価値のある本だと思いました。
北海道民だけが知っている謎のドリンク、「タングロン」に遭遇!!
さて、農産物コーナーなどを見て、もう買えるかと思ったときに発見したのが、見たことも無いドリンク。なんだこれ?とつぶやいたら、妻が一言、「え?これはタングロンよ!道民ならみんな知ってるわよ!これ、美味しいのよね~~!」と言うではありませんか。
知らねえなあ~~、と思ってためらっていると、「昆布エキス入り」とか書いてあって、「昆布味の飲み物なんて飲む気しないよ!」とか言っていたら、店員さんが「これは内地の感覚でいうとヤクルトみたいなもんで、昆布味ではないんですよ!」というので、買ってみました。
いや~、けっこう美味しいですね・笑。十勝暮らしだった妻が幼少期に毎日飲んでいたという事で、Twitterで道民にメジャーなドリンクだと紹介したら、どうやら北海道でも地域によって有ったり無かったりするようでした。
でも、明らかに内地では決して見ることのない飲料ですから、北海道に旅行に行って見かけることがあったら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
という事で、711系電車と大地のテラスのレポートでした。711系電車を見た驚きよりも、とにかく食事が美味しすぎたという驚きのほうが強いという、食べるのが大好きな人にとっては、たまらない魅力ですね。
大地のテラスが近くにあったら、おそらく僕、時折通うんじゃないかと思いましたね。岩見沢の皆さんも、この素敵なお店を大事に育てて頂いて、例えばもっと観光客に足を運んでもらったりとか、いろいろと頑張っていただきたいなあと思いました(^^)/
大地のテラスに展示されているリムジンカー、10名以上の利用で、1時間以内の場所であればこれで送迎してくれるようです。団体でお酒飲む場合は、これで決まりかな? 乗ってみたいな。
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