カシオペアスイート(メゾネットタイプ)の乗車体験談とその口コミ

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ようやく念願の、カシオペアスイート(メゾネットタイプ)に乗車(廃止決定)

一度乗ったらもうやめられない、ここまで快適な列車は日本には他に無い!


9月2日追記カシオペアが廃止の方向と、報道されました。まず間違いなく廃止だと思われますので、1人でも多くの方に乗っていただければと思います


寝台特急カシオペア号。トワイライトエクスプレスや北斗星が完全に廃止された今、目的地に到達するのと同時に、移動そのものも楽しめる寝台列車は、事実上これ1本になってしまいました。

カシオペア号の車体のロゴ


私は札幌市に住んでいた今の妻と再婚しましたので、北斗星やカシオペア、さらには急行はまなす号、もっと以前には寝台列車あけぼのにも比較的多く、乗車する機会に恵まれました。

寝台特急カシオペアに関しては、寝台特急カシオペア・子連れ乗車体験談(元妻の子供と一緒に旅しています・苦笑)、カシオペアデラックス乗車体験談カシオペアツイン平屋タイプなどの記録を残していますので、ご覧になって下さい。

なお、カシオペア車内で食事をした時の模様は、レストラントレインのページにて分けて掲載しました。下記の通り、個別のページにて対応しましたので、ご興味があれば参考になさって下さい。

カシオペア懐石御膳をルームサービス
カシオペアのダイニングカー・パブタイムに一番乗り!
カシオペアとトワイライトエクスプレスのアメニティを比較してみる
カシオペアの朝食をルームサービス



 


上野駅、寝台特急カシオペアや、スイートメゾネットタイプなどを撮影


さて久しぶりのカシオペア号です。当然、乗車前に色々と写真を撮っておきたくなるのが人情。という事で、いかにも普通の人がやりがちな写真撮影をしました・笑。それにしても、北斗星の騒ぎが何だったんだ、と思うくらい、想像よりもはるかに写真撮影する人が少なかったです。

カシオペア牽引のEF510-515電気機関車


それにしても、このシルバーメタリックの車体に5本のライン。見れば見るほど、最高にカッコいいなと思うようになってきました。

寝台特急カシオペアのカラーリング


さて寝台特急カシオペア、上野駅に入線するシーンを、記念に動画にも撮っています。やはり最高ですね、上野駅に推進運転で入ってくる寝台列車は。




上野駅停車中の寝台特急カシオペア号

上野駅にて、カシオペア号と記念写真


さて、何と言っても生まれて初めて乗車する、スイートルームです。今年トワイライトエクスプレスツアーに行ったときに、さんざん迷ってスイートじゃなくてロイヤルにして大後悔したので、悩むところではないという事で、メゾネットタイプのスイートです。高くても、後悔したくないから。




下記の写真は、カシオペアスイートの2階の窓から見えた、13番線と14番線の間のスペースに描かれている、北斗星のヘッドマークですね。北斗星消滅の今、これを見て切なくなりました。

上野駅に残されている北斗星の痕跡


シャワールームは、上野駅停車中に、早々にほぼ売り切れの模様


カシオペアツインに乗車の方への情報です。上野駅への入線前に、実は食堂車が止まるあたりに行列ができていたんですよ。15名~20名くらいかな。団体旅行客かと思ったら、カシオペア入線後に、一斉に食堂車になだれ込んだのを見て、ピンときました。

そう、シャワールーム利用の申し込みの行列だったんですね。上記の動画の最後の方で、食堂車スタッフがシャワールームの利用案内を放送していましたが、なんと上野駅を発車直後に、すでに当日分の予約が一杯になっていました

翌日分もすでに5枚分しか残っていない状態でしたので、シャワールームをどうしても利用したいという人は、カシオペアの入線シーンをじっくりと眺めるのは諦めて、列に並んだ方が良さそうです。


寝台特急カシオペアの一番の楽しみは、やはり食事にあり


さて、カシオペアスイートに乗車すると、ちょうど赤羽駅を走行しているあたりで、お部屋にウェルカムドリンクが運ばれてきます。ワイン、ウイスキー、ミネラルウォーターに氷のセットで届けられます。

このお酒のセットが、旅の気分をがぜん、盛り上げます。妻のテンションも上がってますね・笑。なお、写真の矢印のところに、何やら駅弁のようなものが写っていると思いますが、これは上野駅で購入したもので、なんと森のいかめしと、北陸新幹線E7系弁当です。

森のいかめしは北海道の超絶人気駅弁で、どうやらこの8月から、上野駅中央改札口入ったすぐのところの駅弁屋さんで、新発売になった模様です。

このいかめしに、上野で買ったビールで一杯やると、めちゃくちゃ美味しくて、ほんと旅に出た喜びを感じます。そういうタイミングでウェルカムドリンクが来ると、幸せMAXですね。

カシオペアスイート・メゾネットタイプのウェルカムドリンク


なおこの時、スタッフから「何か不明な点があればインターフォンで連絡してください」と言われたので、食堂車のサービスに関連する質問をいくつか投げかけてみました。それについてや、食堂車関連の食事のお話しは、別途関連ページにてより詳細に書きますので、参考になさって下さい。

カシオペア懐石御膳をルームサービス
カシオペアのダイニングカー・パブタイムに一番乗り!


寝台特急カシオペアに乗ると、時間の感覚が変になる


カシオペア号は、淡々と北海道を目指して走行します。もしも飛行機を利用すると、千歳空港までわずか1時間半です。それを何と、19時間もかけて走るんですよ。

北海道観光(あるいはその逆)をする目的と共に、カシオペア号に乗ること自体も、大きな目的になります。19時間の走行、これは実に不思議でありまして、カシオペアが心地よいと思える人にとっては、全く長くはない、というかそれでも短いと感じてしまうほどです。

走行中、部屋の2階のモニターでは、下記のように現在地を示してくれますので、刻一刻と北国に向かっていることを感じられます。旧来の寝台列車は、深夜にふと目が覚めても、今一体どこにいるのか分かりませんでしたから、こういう仕組みは非常にありがたいですね。

もちろん、モニターで映画放送などを楽しむこともできます。せっかくカシオペアに乗ったのですから、移りゆく車窓風景を見続けたいものですが、そこは各人各様ですかね。

カシオペア室内のモニター画面


カシオペアスイート・メゾネットタイプに乗車した場合、リビングが2階にあるので、ついずっと2階で過ごしたくなるのが人情ですが、実は1階のベッドルームで眺める車窓風景も、またなかなか面白いです。ぜひ1階に行って、外を眺めてみてください。

それから、動画でも妻が話しているんですけど、北斗星のような昭和時代の客車と異なり、カシオペア号は本当に揺れが少なくて、音も静かです。僕も今まで何度も寝台列車に乗ってきましたけれども、乗り心地の快適さはカシオペア号とサンライズエクスプレスがダントツですね。




下記は、夜間帯に入り暗くなってから駅を通過するシーンです(黒磯駅通過)。こうやって通過駅を見るのも、旅情があって良いものですね。




外を見るならば、誰でも利用できるラウンジカーに行ってもいいんですが、カシオペア号のスイート車両の1,2号車からラウンジカーまでははるか遠くまで歩いて行かねばならないので、今回はやめました。

カシオペアツインを利用する人は、興味があったらラウンジに行って、オープンスペースで語らいを楽しむのも、また最高だと思います。もう、そんなことやっていると、カシオペアの夜は、一瞬にして時計の針がどんどん進みます。魔法にかかったような感覚になりますね。


 


函館到着、そして北海道を走行


さてカシオペア号の夜遅くのお楽しみであるパブタイムが終了し、そこで飲みきれなかったワインを部屋に持ち帰って、ベッドルームでトロンとしながらそれを流し込んでいたら、睡魔に襲われました。

急いで2階の洗面台で歯を磨き、再びベッドルームで横になったら、魔力には勝てずに速攻で寝てしまいました。寝台列車は夜がいい、という事で、寝てはならぬという人もいますが、眠くなったら寝たいように寝れるのも、長距離寝台の魅力。

気が付くと、函館駅到着の車内放送でした・苦笑。1階に妻がいないので、上に行ってみると、ぼんやりと外を眺めていました。4時過ぎに目が覚めて、外を見ていたようです。夜行列車だなあ。

函館駅で出発を待つ寝台特急カシオペア


函館駅では、津軽海峡線専用の電気機関車が切り離され、進行方向が逆になります。先頭には北斗星色に塗られたディーゼル機関車が重連で連結されるので、見に行きたいところですが、何せ10両先まで行くのはしんどいですから、すぐ隣の、切り離された電気機関車の方を撮影に行きました。

国鉄の雰囲気がムンムン伝わってくる、ED79電気機関車。実に良いです。国鉄型車両と言うのはカッコつけたところがほとんどなくて、それが良いんですよね~。

津軽海峡線専用・ED79-14カシオペアを牽引


いつの間にか入れ替わった、JR北海道の車掌さんの案内放送を聞きます。内地では聞きなれない地名が、耳に残ります。放送を聞くだけで、旅の喜びがジワジワと出てきます。




カシオペア号に乗車していると、リビングに座っている側しか外を見ることがほとんどありません。しかし、ごくわずかな区間は、反対側の景色が良かったりもします。

下り札幌行では、函館駅に到着する30分前くらい、津軽海峡がどーんと広がり、函館山が見えます。函館発車後は大沼国定公園に入ると、小沼が静謐な感じで広がり、雄大な駒ヶ岳を望めます。

伊達紋別到着前には、有珠山と昭和新山の異様な景色が見られます。登別を発車して苫小牧に着く10分ほど前には、競走馬が放牧されている牧場越しに、樽前山の溶岩ドームを望むことができます。

時間的には大したことはありませんけれども、雄大な北海道を存分に体感できる風景ですから、通路側に出て、それらを眺めるのも良いものです。大体は車掌さんが観光案内放送をしてくれますから、放送が流れたらすぐに通路側に出てみましょう。

カシオペアスイート・メゾネットタイプ車両の通路側の様子


カシオペアスイートの乗客には、モーニングコーヒーのサービスが


7時半になりました。部屋の呼び鈴が鳴り、食堂車スタッフがモーニングコーヒーと新聞を持ってきてくれました。モーニングコーヒーはスイートだけのサービスで、お届け時間も前日に指定することができます。北海道の大地と、目覚めのコーヒー。僕はこれだけのために生きているような、幸福感に包まれました。

カシオペアスイート・メゾネットタイプで楽しむモーニングコーヒー


で、朝刊に目を通すと、なんと北海道新幹線の列車ダイヤがほぼ決まった旨の報道でした。東京函館間に、1日10往復の直通列車が設定され、区間運転も含めると、13往復のようです。

北海道新聞・北海道新幹線開業の報道

カシオペア号の空席状況
多いとか少ないとかの感想ではなく、僕は寝台特急カシオペアが無くなる可能性が非常に強い事を再確認したような、悲しい気持ちが沸き上がりました。

カシオペア号は北斗星亡き後、以前にも増して超絶人気であり、JR東日本のホームページを見ても、連日満席です。こういう列車を軽々しく廃止する姿勢に、個人的な勝手な思いではありますが、怒りのようなものまで湧いてきます。

ま、そんな私の思いは妻には関係なく・笑、コーヒーを飲んでいます。なお矢印の部分に、何やら写っています。これ実は、朝の洋定食セットのナイフやフォークです。

コーヒーが配達された1時間後、妻がモーニングの洋定食セットを食べる予定で、やはりスイートの特権としてルームサービスしてもらう予定でしたので、こうやって事前に持ってきたのです。

カシオペアスイート・メゾネットタイプから見る噴火湾の景色


以前、上り上野行きのカシオペアデラックスに乗車した時、食堂車が長蛇の列で、朝食を食い逃した苦い経験がありまして、その時、朝食がルームサービスできるとは恥ずかしながら知らず、今回はぜひそれを使ってみようと思ったのです。ルームサービスの模様は、下記に記しました。

カシオペアの朝食をルームサービス


ちなみに洋定食を食べるのは妻だけで、僕は前の晩に絶対にお酒飲み過ぎて朝ごはんは少ししか食べられないだろうと予想していましたから、前日購入のお子様向け駅弁、北陸新幹線E7系弁当を食べました・笑。

さすがに少々少ないなあと思っていたところに、車内販売が来たので、いつも必ず楽しみにしている北海道限定のアイス、まちむら農場アイスクリームをゲットしました(^^)/

カシオペア号車内販売で売られているまちむら農場アイスクリーム


南千歳到着直前に、「プシュー音」が鳴って、カシオペア号が緊急停車


さてカシオペア号で朝食も食べて、既に北海道の景色の良いところも通り過ぎたので1階でぼんやり過ごしていたところ・・・・。

カシオペアスイート・メゾネットタイプの1階ベッドルーム


あ、参考までに、1階ベッドルームの操作パネルを載せておきましょうか。1階のパネルは案外じっくりと見ることも無いでしょうから、参考までに。

カシオペアスイート・メゾネットタイプの1階ベッドルームの操作パネル


SOSボタンが大きいので、寝ぼけて間違えて押しちゃわないか、少し心配になりました。そうそう、カシオペア号は最高の居住性なのですが、唯一、部屋に電源コンセントが無いのが、今の時代にはマッチしません。コンセントは、洗面台にカミソリ用が付いていますので、スマホの充電はこんな感じになります・笑。

カシオペア号でスマホの電源を取る


さてカシオペア号が南千歳に到着する様子を動画に写そうとしていたら、直前にいきなり急ブレーキがかかり、急停車しました。その時の様子です。動画でも停車の衝撃を何となく感じるかもしれませんね。

前のめりに「つんのめる」感じの停車で、まさに急ブレーキでしたね。「プシュー」という音を聞いた瞬間、これは緊急停車か!?と思いましたが、その通りでした。




うちの奥さんも、転げ落ちるかと思ったとか言ってましたから、お年を召した方が階段部分などにいたら、大変なことになるなと思いました。

急ブレーキの原因は、信号が赤に変わったというだけできちんとした説明が無かったのはモヤモヤしましたけれども、急停車からの発車直後から、車掌さんが一両一両を回って、「お怪我をされたお客様がおられたら、お申し出ください」大声で確認作業をしていました。素早く、適切な行動でした。




さてこの後は、特段の問題も無く、遅れを持って走行を再開して、札幌駅に向かいました。列車にも車内のお客さんにもトラブルはなかった模様で、一安心でした。食事時だったりしたら、ワイングラスがひっくり返るかもしれませんね。


名残惜しい札幌駅到着、そしてさようなら


南千歳で遅れが発生したカシオペア号。それでも走っていれば自動的に札幌駅に運ばれるわけで、終点、札幌駅到着の放送が流れました。




あり得ないくらい、降りるのが名残惜しいです。函館で目が覚めてから、信じられないことに5時間も列車に揺られていたのですけども、感覚的には2時間もしないくらいだったですね。

でも札幌駅に着いたからには、降りなければなりません。降りてすぐ隣の車両に行って、ちょろっと記念撮影して、早々に引き上げることにしました。

カシオペアスイートの展望室の前で記念撮影

札幌駅に到着した寝台特急カシオペア


階段のところまで来て、また後ろを振り返って、後ろ髪を引かれる思いで写真をパシャリ。とりあえず2016年2月までの運行は決まっていますが、北海道新幹線が開業するのですから、そのあたりで廃止になる可能性は非常に高いと思います。今回乗車できたことを、幸せに思います。

札幌駅の階段付近から見るカシオペア


なお、せっかく札幌駅まで乗車したのに、早々に退散したのには訳があります。その理由は、今年廃止されて解体された赤電です。岩見沢の大地のテラスに赤電を見に行ってきたのです。

その目的を達成してから、実は再び札幌駅に戻ってまいりまして、札幌発上野行きのカシオペア号を見送りました。私たちの使ったカシオペアスイート・メゾネットタイプの部屋に、誰が乗り込むのか気になって覗き込んだところ、小太りのオッサンでした。




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