予算線各駅停車の旅で、伊予西条の四国鉄道文化館へ

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

伊予鉄道と水島臨海鉄道の旅(その3)・伊予西条の四国鉄道文化館へ

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、伊予鉄道と旧型気動車の特別運行があった水島臨海鉄道に乗ってきましたので、その様子をお伝えします。本ページは、下記の続きになります。

秋の乗り放題パスを活用した鉄道旅行例(1ページ目)
伊予鉄道の新塗装・旧塗装を撮影しまくり(2ページ目)

 


予讃線普通列車の旅(松山→伊予西条)


さて、「秋の乗り放題きっぷ」を利用しているので、普通列車の旅となります。14:58発、観音寺行はなんと単行。幹線なのにこれはどうしたことか、と思いつつ乗り込むと、ほぼ満席で座れません。ビールまで用意したのに、これは困ったことです。



【乗車データ】
・松山14:58→伊予西条17:07 7019 1両


しかし15:33発の伊予北条までにガラガラとなり、ボックスシートを占拠できました。これで念願の「駅弁とビール」を楽しめます。

ちなみにこの電車、ロングシートとボックスシートが点対称に配置されています。最初は落ち着かないように感じましたが、慣れるとロングシート部とボックスシート部、それぞれのお客さんの視線が合わないので、これはこれでいいのかも知れません。


松山駅弁「穴子寿司」を賞味


いただいたのは「穴子寿司」。穴子と言えば宮島口駅を思い浮かべてしまいますが、こちらはお寿司で、あっさりしていて美味しかったです。…が、この辺りから左手車窓には海が広がり、駅弁も楽しみつつ車窓もということで、少々忙しくなりました。

松山駅の穴子寿司
(松山駅弁「穴子寿司」(800円・鈴木弁当店))


予讃線を普通列車で旅するのは、本当に久しぶりです。2年前の夏に家族旅行で松山を訪れた際は、当然、特急列車を利用。家族旅行も楽しいのですが、なかなか車窓に専念することが許されません。なので、今回の車窓風景は誠に新鮮です。

JR四国の7000系・予讃線大浦駅
(予讃線大浦駅で特急の通過待ち(15:38))

途中、16:28発の今治ではお客さんの入れ替わりはありましたが、混むことはなく単行で適正な輸送量のようです。





伊予西条の四国鉄道文化館へ


17:07着の伊予西条で下車。ここの駅前と駅裏には「四国鉄道文化館」という、鉄道車両が保存されている施設があります。

この種の施設としては遅めの午後6時(入館は午後5時半)まで開館しているのが嬉しいところです。早速、見学します。まずは駅の裏手にあたる「南館」へ。入場料は北館と共通で大人300円です。

フリーゲージトレイン第2次試験車(四国鉄道文化館南館)
(フリーゲージトレイン第2次試験車(四国鉄道文化館南館))


DE10 1(四国鉄道文化館南館)
ディーゼル機関車「DE10 1」。昭和41年(1966年)製、松山機関区に配属。昭和62年(1987年)の廃車後はJR四国多度津工場に保管されていました(四国鉄道文化館南館)


キハ65 34(四国鉄道文化館南館)
平成20年(2008年)に定期運用を終了した「キハ65 34」。四国における急行型気動車の活躍は記憶に新しいところです(四国鉄道文化館南館)


C57 44(四国鉄道文化館南館)
四国は無煙化が早く、あまりSLのイメージがありません。この「C57 44」も四国にゆかりはなく、最後の配属は北海道の岩見沢第一機関区でした。廃車後は西条市市民公園に保存されていました(四国鉄道文化館南館)


なかなか見応えのある施設です。実物の車両はもちろん、ジオラマ等の展示物も充実しています。しかし時間切れが迫ってきました。

伊予鉄道の大手町駅付近で撮影に熱中しすぎて、当初予定していた列車よりすでに1本遅くなっています。17:38発に乗らないと次は1時間後です。急ぎ足で「北館」を見学します。


新幹線0系とDF50-1(四国鉄道文化館北館)
新幹線0系と「DF50 1」。DF50といえば四国、次に紀勢線(四国鉄道文化館北館)


だんじり祭りの時の伊予西条駅
伊予西条駅。今日はお祭りで、「だんじり」が何台も出ていました


参考伊予西条の鉄道の見えるホテル・エクストールイン西条駅前


伊予三島で宿泊


なかなか充実していた四国鉄道文化館。両館合わせて、見学時間は最低でも1時間は必要です。30分では展示車両を見るだけで終わってしましました。

17:38発の観音寺行は、例によって単行ですが、伊予西条始発なのでお客さんは数人で、ガラ空きのまま出発。新居浜で部活帰りの高校生で少し賑わいましたが、それほど混むこともなく伊予三島到着。

伊予三島駅の所在する自治体は、四国中央市という耳慣れない名称です。旅行行程上の都合と安いビジネスホテル(なんとシングル4,000円!)があったので、今日はここで泊まります。

伊予西条にて7020ワンマン
(伊予西条17:38発観音寺行(左)に乗車)

夜の伊予三島駅
(伊予三島駅)


駅前に降り立って驚いたのですが、コンビニはおろかお店が全くありません。国道まで出ればロードサイド店がありそうですが、駅に戻りキオスクで夜のおつまみなどを買って、駅近くのホテルにチェックインします。

夕食は松山駅弁「がんばれ四国」をいただいたのですが、輸送中に中身が混沌としてしまいましたので、写真はありません。お弁当の中身と、蓋との間の隙間が大きいことが原因と考えられ、駅弁としての特性上(?)この辺りも考慮してほしいところです。

伊予三島の駅前商店街
(伊予三島駅前の商店街。日曜日とはいえまだ午後6時半。すでに深夜の雰囲気です)




【乗車データ】
・伊予西条17:38→伊予三島18:30 7020 1両


(→続き:岡山電気軌道3005号を撮影へ)


 
乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ